2005.11 ヤップレポート

2005年11月、ヤップ島へ行って来ました!
日本からグアムまで約3.5時間、グアムからヤップまで約1.5時間。
古くからの伝統を数多く残したミクロネシアの島でありながら、
意外と簡単に到着できる島です。

島の中はまだ素朴さを残し、また歴史や伝統も感じさせる雰囲気。
いたるところにストーンマネー(石のお金)があり、「観光用?」とも思うのですが、どうもそうではないらしい。。。
今でも土地の売買や婚姻の際にはストーンマネーを使っているそうな。すごいな。ヤップ。
その他、集会所で古き文化を感じ、戦時中の飛行機に過去の歴史を思う。。。
そんな場所でした。

綺麗にストーンマネーが並ぶ。
ストーンマネーバンク。

利用したホテルは「マンタレイベイホテル」
「ヤップダイバーズ」を併設したホテルです。
ホテルの中に入るとステキな花のにおいがし、ケアの行き届いた感じ。
更に客室はそれぞれ海の生き物がテーマになっていて、
そのテーマの絵が掛けられ、ベッドカバーも、シャワーカーテンも
同じ生き物で統一されています。
とてもいいかんじです。
タイルにマンタをあしらった綺麗なプールとビーチベッド、
レストランはインドネシアから運んできた雰囲気満点の帆船“Mnuw”
頭に花をあしらった、ホテルのスタッフが、おいしい料理と笑顔で、
きもちのいいサービスを提供してくれます。
想像していた以上にステキな場所でした。。。

行き届いたケアのマンタレイベイホテル
ハンマーヘッドルームのシーツ

ダイビングはもちろん併設の「ヤップダイバーズ」
ホテルの部屋から水着にパレオなどの簡単な格好ですいすい登場!
今年、創立20年を迎える老舗です。
大小7隻の船であっちこっちと連れていってくれます。
スタッフ同士も情報を交換して「我こそマンタをみせてやるー!」と
意気込み満点!頼りになります。
器材は滞在中個人用のロッカーに保管できるので、
手ぶらで移動することができます。
また、ショップ内にはカメラセッティング用の台もあるので、
カメラ派、ビデオ派さんにも嬉しいです。
ビデオ撮影専属のスタッフもいるので、
旅の想い出にオリジナルビデオを撮ってもらうのもいいかも?

ヤップダイバーズでは無料で
ナイトロックスをレンタルできる!

海の中は「マンタ三昧」かと思いきや。
残念ながら11月はマンタのシーズンではなく
「マンタの乱舞」は見ることができませんでした(T_T)
マンタの恋のシーズン(1月末~4月頃)には
何十枚というマンタが舞うそうですよ!
ヤップにはマンタを待つチャネルが2つあって、
夏はゴフヌーチャネル、冬はミルチャネルでよく見られるらしいのですが、
中途半端なこの季節、どちらにいるかわからないのだそう。
今日はゴフヌーにいたけど明日はミル、とかあるそうなんです。
ガイドさんが「今日はこっちだ!」と連れて行ってくれたので、
なんとか1枚の大きいマンタと出会うことができました。
感動♪
ガイドさんはこれまでにたった一組のゲストだけ
マンタを見せることができなかったそう。
これだけたくさんのゲストをむかえながら、たった一組だけなんて、
本当にヤップはマンタの棲む島なんですね。

真上を通った!大きなマンタ!

マンタ以外にも見所はたくさん!マクロも大物もみられます。
今回、わたしたちのお気に入りになったのは“スローアンドイージー”という
マクロ系の浅いポイント。
ギンガハゼがあちこちに!その他も白い砂地に、ちいさな生き物三昧!
毎日ラストダイブに連れていってもらって、マクロ撮影を楽しみました。
また、ヤップダイバーズではマンダリンフィッシュの産卵を見られる
“マンダリンフィッシュダイブ”や、ダイナミックなサメの餌付けが見られる
“シャークフィードダイブ”も開催しています。

自然界にあっていいのか!
この綺麗な色合い!
マンダリンフィッシュ

お土産には地元のアーティストの作品を販売している
“ヤップアートギャラリー”がおすすめ!
絵画や木彫りなどの他、安価で買えるポストカードもあって、
記念の品にもってこいです☆
沢山の中からお気に入りの一枚を選んでくださいね!

素朴でそして自然がたくさんで、なのにしっかりリゾート気分を味わえる
ヤップ島。
まだ日本人客の少ないこの島に、日本人ダイバーが憧れ、
こぞってやってくる日もすぐそこのような気がします。